Power PC

E3で各社から次世代ゲーム機の概要が公開されたが、マイクロソフトXbox、そしてソニーPS3とマルチコアのプロセッサを装備し、GPUも昔のスーパーコンピュータをはるかに凌駕する浮動小数点演算能力を備えたものが使われる。このスペックなら銀河の彼方まで衛星を飛ばす軌道計算だって瞬時に出来そうだ。
GPUX-boxATIPS3NVIDIAと業界の2強に分かれたが、CPUはどちらもIBM系のPower PC 970(いわゆるG5)をコアに採用している。
X-Boxは1チップにPower PC 970相当のコアを3個入れてSMP構成にして3.2GHzで駆動する、対するPS3は噂のCell構成で1つのPower PC 970相当のコアと8個のSynergistic Processor Elementで構成されている。
任天堂の「Revolution」の詳細は分からないが、やはりCPUはPower PC 970系で、GPUATI製のようだ。
Power PC系のCPUはゲーム機からスパーコンピュータ、レーザープリンタ、ルータ、航空機のavionics、自動車の集中制御までパソコン以外の機器では大人気だ。パソコンもMacPower PC系で、変則Power PCのG4から主流はG5になってきた。
G4といえば、RISC系なのになんでパイプラインのステージが4ステージとメチャクチャに短いのだろうか? それに、クロックが上がらないし、原因はMotorolaが加えてた改良らしいが、結果的には失敗だったようだが、G5で大人気のIBM系のアーキテクチャに戻ったことだし、Macも2コア1チップのG5をデュアルで4ウェーとか出さないかな?