映画とコンピュータ

最近、劇場で映画を見てません。最後に劇場で見た映画は何だったかな…
劇場で見るのは娯楽映画ばかりなので、どうせたいしたではなかったのだろう。
ブルースブラザース2001」かな… 

SF映画にはよくコンピュータが登場しますが、こりゃ凄いってのが多いですね。
1960〜1970年代の映画に出てくるのは、見掛け倒しと言うかなんでもありというか。
猿の惑星の何作目かでクリスタルの巨大なピンを挿し込んで操作するものが、登場しましたがICBMを発射する装置だったようで、なんともという感じです。
あとは、ウルトラマン系の巨大でランプがチカチカ、テープがグルグルで喋りかけて質問すると音声で回答してくれる。回答の音声が何ともギコチナイ喋り方で、コンピュータらしかったですが、音声の認識がスムーズでできるなら、人間らしい喋りで応えられるはずなのに。
あの、ランプとか幾何学模様は今になってみるとなんだったんだろう?
それから、映画ではないがTVドラマにスタートレックで、エンタープライズのコンピュータが制御を奪われそうになって、自分の判断で円周率の計算をはじめ、円周率の計算に専念して、今風に言えばコンピュータウイルスに制御を奪われることを防いでいたが、そこまで判断する能力があれば、ウイルスを排除するぐらい造作も無いようにも思えるのだが?
20数年前に大型汎用機やマイコンでプログラムをはじめたときは、いいアイデアだと思った。

コンピュータでは無いが、ロバートレッドフォードが主演の「イーグル」だったかな?タイトルはうる覚えですが、CIAの陰謀にはまった男の映画で、居場所をごまかすために電話交換機の裏で配線をジャンパしてCIAを騙すシーンがあって、「オーすげーなー」なんて思いましたが、複雑な配線を読み取って、つなぎ変えるって今でもすごいと思いますよ。
自宅のパソコンラックの裏に回ると、どこにつながっているのか分からない線がまだあります(パソコン10台くらいで、迷うようではまだまだって感じだね)。

交換機を騙すといえば、映画ハッカーは外せない映画ですね。この映画も主演はロバートレッドフォードでした。これは、劇場で見ました。
でも、ストーリーは陳腐で、コンピュータの描写もお粗末でした。原作というかスティーブンレビンのハッカーズとは大違いでした。
工学社から出ているハッカーには、オモチャの笛で交換機を騙す男の話が出ていますが、モデムのようなアナログ変調音をオモチャの笛で吹いて、交換機を騙して長距離通話をする話は非常に興味をそそられましたね。内容が、メチャクチャにアナログで、前後に登場する少年時代のビルゲイツの話などより、尊敬できます。